発症から1ヶ月経ってしまいそうなのにまだ痛い右腕。これまで謎の痛みだったのが去年(か一昨年。記憶が曖昧)の交通事故の後遺症っぽいことがわかったのでひとまず合点はいった。 暑い夏の日だったことと自転車に乗っていたことは覚えている。 自我が芽生えた…

今日は長いこと歩き回っていた。正午の日差しには優しさの一片も見当たらない。絶えずジリジリ。 くるみ餅、美味い。 夕暮れ時のスーパーに行くと鮪のたたきが安い。メインの予定だったチャーシューからメニュー変更。 わらび餅、たまに食べたくなる。 結局…

ハンバーグを作ると油がハネるので部屋用のTシャツに着替える。 生地は真っ赤で、背中に『We Must Win』の文字。 何のシャツなのかわからない。

右腕の痛み発症から2週間は経とうかという頃。 大きな怪我をした記憶もない、一体原因は何だろうかと頭を捻っていたら師の「自転車か何かで…」の一言で色々フラッシュバック。 車道に跳ね飛ばされ受け身を取り打撲と診断されたあの日のことが一挙に思い出さ…

医療費関係の証明書が更新されて届いた。 出すタイミングが未だによくわからないけどとても便利なので是非とも使いこなしたい所存。 ただ、性別のところが違っている。違っているというか生まれた身体の性と違っている。 つまりは違っている。 後日新しいも…

めっきり本を読まなくなった体に軽蔑をおぼえ、一週間前に図書館で二冊借りた。 最もよく読んでいた時期の気狂いみたいなスピードに比べるとあまりにノロマだが、ぼちぼちだらだら読み進めるのも悪くない。 巻末ページに貸出期限表という紙が挟まれていた。…

153cm44kg、居酒屋バイト。よく言われる言葉は『変わった名前だね』と『本当に東京出身？』 「岸さん、これ差し入れ」 早上がり前の店長がペットボトルを差し出してきた。禍々しいほどのピンクが500ml。 「ありがとーございます」 でも何で急に絵の具みたい…

また奇ッ怪な夢を見た。 この日録と同じでわざわざ書くほどの質じゃない。マイナー芸人がたくさん出てきたし、顔を覚えていないのになぜか名前だけが頭に浮かぶ人もたくさん出てきた。 内容はともかくとして夢らしさは上々だったからいずれ何某かの参考にな…

A「他人の好き嫌いを聞いて『人生半分損してる』って言う奴、大袈裟だよな」 B「マジ？この前あいつに言っちゃったな」 A「どうせウニとかホルモンだろ？魚卵が半分占める人生なんてそっちの方がつまんねえよ」 B「あいつ、米とパンが嫌いなんだってさ」 A「…

何年か生きてきて予想と違ったモノたち 思っていたより出来たこと ・料理 今年度から始めたくせに作るもの軒並み美味い。ある程度レシピ通りに作っているから当たり前だけどそれとは別に、おそらく実家での舌の肥え方がわりと凄かったことを実感した。スパイ…

油の匂いに満ちた部屋で絵を描いていたら、全長が指の爪程度の雌虫が視界にチラチラ映り込んできた。毎年のことながら彼女達からは非常に人気だ。 あまり気にしないようにして自画像の頬ラインを硬めの筆でなぞる。やっぱり午後は眠たくなるものだなとか考え…

大きめの蛭が部屋に存在している夢を見た。 とにかくでかいし絶え間なくうねっている。 虫にまつわる夢といえばよく見るのが一つ。 白い部屋の中で目覚めると床一面に大小種類様々な虫が散らばっており、その中を進んで出口に向かわなくてはいけない。理由は…

だいたい世の中は左利きに不親切なんだよね。 はさみは持ちにくいし、改札通りにくいし。 とか色々言っても、もう左利き人生も20と5年目だから操作を余儀なくされてきた右利き向けコンテンツにもある程度慣れてきた具合。 先週末、優しい同僚が君専用だなん…

あーあこんな時間になっちゃったよ。 まったく困ったもんだね。 おめでとLINEへの返信が一辺倒で面白味に欠けるかなあとか考えてるのが一番面白くない思考の方向性だってのに。 もろもろ時間がかかり過ぎたことを除けばそれなりに計画をなぞって過ごせた。 …

驚くほど同じ話しかしていなくて恥ずかしいが仕方ない。四肢が痛い。 ずっと痛い。 しかしただ馬鹿の一つ覚えのように転げ苦しんでいるわけではない。人間は成長していくもので、今日は新たな可能性を見出した。 手足のうちでは手が、手の左右では右が格段に…

四肢がもれなく痛い。手足それぞれ左右に均等な痛みが走っている。福利厚生なら文句なしの完璧な仕上がりだ。 はじまりは右腕。今日で五日目、あと十数分で六日目になるオーバーワーク筋トレ由来の筋肉痛。続いて左腕。右腕を庇って、徒歩10分の距離片手で自…

自転車の鍵を失くしている。 ちょっと目を離した隙にスペアまでどこかに消えてしまったもんだから夢でも見ていたのかと思った。 鍵が開かないんじゃどうしようもない。自転が出来ないのだからただの模型だ。 備え付けの鍵を外すことにした。 前輪だけをえっ…

今のところはまだ腕に力を込めた瞬間筋が締まるように保たれているものの、このまま痛みに気を遣って筋トレを休んでいてはせっかく稚魚程度に育てた筋肉が衰えてしまう。 24時間以上経過して痛みはそれなりに引いた。ただそれをいいことにまた腕立てをしては…

腕が痛い。右腕の関節部が動作のあるなしに関わらず痛い。 何が怖いってこの痛みが原因不明だってこと。 筋肉痛に近い痛みだけど、普段のそれと違って筋に力を入れていない状態でもボヤっとした鈍痛が続くし何より範囲が広い。 症状をネットで検索すると漢字…

隠し扉 屋根裏部屋 地下室 書庫 おでんの屋台 ライトセーバー 仕込み杖 塔のてっぺん 指パッチンで起こる天変地異 赤ちょうちんの並ぶ通りを回遊 良い肉を塩で食べる

君沢海音は、左斜め前に座っている。 君沢海音は、4時限目の授業が残り20分になると貧乏ゆすりをしだす。イヤホンじゃなく小型の黒いヘッドホンを使っていて、たまにドイツ語を口ずさんでいる。 君沢海音は、素手で文庫本に付いた虫を潰せるタイプの女の子だ…

どうしても思い出せないお菓子がある。 きんつばみたいな。何だっけかと首を捻りすぎて骨が折れてしまったが依然として思い出せない。 見た目は小さな四角形で、いかにも餡子のような色をしている。表面が白っぽい、それでいて粉っぽいものに覆われていて食…

再三色々なところで言い散らかしているが、サカナクションとかたまとか椎名林檎が好きで頻繁に聴く。 大雑把にこういう気分の時はこのバンド、みたいに分けていることもあって判りやすいので言えば静かな夜はTempalayや折坂悠太、作業を捗らせたい時はビート…

平日の朝。それなりに親しい友人らがつくる輪の半端な外側。こうして馴染んだり浮いたりを繰り返す無重力的関係を続けるのは己がサガに違いなかろう、とか考えながら微笑ましく思っていたら肺が痛い。 たまにあるのだ。呼吸(どちらかというと吸の方)をすると…

ーーお肉屋さんのコロッケが食べたい。 帰り道にの途中に買い食いして立ち食いするのが理想だ。一番美味しい食べ方だと思う。 夜にはシャッターが下りるタイプの商店街の一角、テキパキ動く店主がコロッケを白い紙に包んで渡してくれるような風景。庶民的で…

Google検索をよく使う。あまりによく使うので「Google先生」あるいは「Mr.Google」と呼ぶくらいには敬意を払っている。 Googleの検索窓をタッチすると検索履歴が表示されるのだが、そこに見覚えのない文字列が並んでいた。 駅にほど近い軽食店やら、映画:ア…

仕込みを多めにして最終的な作業が少なくなるならそっちのほうが楽。つまるところ下味つけたり煮込んだりしといた方が便利。 貰ったパンの半分をグリルで焼き、もう半分をレンチンするこの住み分け、分別、個室作りを見習ってもっと各々の空間が確立されれば…

通りの酒屋が活気づく頃に自転車を漕いでいると、日中見慣れた景色が違って見える。 昼に目立つ店、夜に目立つ店、たいてい後者の方が多い。理由は物理的に明るいから。 時間帯によって存在感が変位するなんて植物だか生き物あたりと似たようなもので面白い…

侵入者がいる。 大抵は便所、一度だけ窓際を走っていたことがある。 白っぽい、半透明な、濁っているともいえる体で形としては細長い。足は多くも少なくもなく動きはそこそこ早いがよく止まるから簡単に殺生できる。 蟻やワラジなら素直に「嫌だなあ」と思っ…

午後6時38分。 仕事帰りで駅前通ってそのまま直行。行き先はライブハウス。 日が沈んで立ち並ぶ赤提灯だけが照らす道を仕事用の鞄ひとつ提げて歩く、歩く歩く歩く。 ボヤボヤしていたら通り過ぎてしまいそうな場所だから、気をつけてよって現地集合予定の友…