夜更ししないで、早く寝る

文を並べると文章になります。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

※怖い話注意(なんて前書きをつけてみたかったのだ)

その日僕は自転車で夜道を走っていた。 駅からそう遠くない、町の中では比較的発展した場所ながら牧歌的な風景にも囲まれた都会と田舎の間のような道だ。 月と星がよく見える晴れた夜で空気も澄んでいる。ペダルを踏むたびに体を通り抜ける冷たい風も心地よ…

結果的に小説が娯楽の神体だと思っている

ブログタイトルに反した時間に投稿するのが当たり前になりつつある。困ったもんだね。 元来人に薦められたものにハマりにくい質の私がどハマりしたのが伊坂幸太郎とYMO。 死神の精度を読んで引き込まれ即座に続編死神の浮力を購入した。その後フィッシュスト…

「革命あがり」がイヤな手だってことは知ってる

麻雀がしたい。 文字を並べたり緑を並べて喜ぶあの遊び。立派な役を作ってたくさん点の付いた棒を集めた人が勝ちのあの遊び。 3月14日の日記『クトゥルフ神話TRPGしたい』でも露呈した通り、僕は娯楽の中でも漫画や演劇やお笑いに関してはそれなりに造詣が深…

船の②

間違いなく前に進んでいるようだ。 とはいっても見える景色は青空と木目だけなので方向感覚などあったものじゃない。正確には仰向けになった体の足を向けている方に向かって、ゆっくりと動いているようだった。 鳥の群れでも横切ってくれれば現実味を帯びて…

また架空の話。船に乗る

まぶたの裏側に光を感じてぼんやり目を開けると雲ひとつない青空が広がっている。起き上がる気にもなれず、見当たらない太陽に向かって左手をかざした。明るいのに妙だ。 夢でも見ているのかしらと再度目を瞑りかけた時、掠れたような金属音がする。 背の下…

劇場行けないから観劇後の心持ちだけでも

カーテンコールは一回で終わる。 舞台上を照らす光に現実味が加算されていくさまは終幕を証明する何よりの証拠だった。 幾時間ぶりに己の足で歩かねばならないのだと腰を持ち上げる。その幾ばくか重くなった下半身とは対照的に心は浮き足だつ、それは先刻ま…

一般市民

小雨かと思ったら曇りでした。 最近はテレビの収録も厳しい関係から過去の名作ドラマやアニメを放送することが多い。 復活してほしい番組というのは誰にでもあるだろう。例えばバラエティならキカナイト、ドラマならカルテットといったように。 そんな復活し…

嗜好的二者択一

家には米や魚と違ってお菓子を備蓄していない。なくても命に関わることにはならないからだ。 しかし人間、頭を使えば甘味が欲しくなるのが脳のシステム。わざわざコンビニに出向いて嗜好品の為だけにお金を使うなど節約生活の中では罰されるべき悪しき行為。…

汚いと精神的にまいるからね

今日は一日中家に居た。 ある程度忙しい時の方が部屋の片づけをするし規則正しい生活をする。 だからといって望まなくてもバイトはしなくちゃいけないし自炊の食材も買いに行かなくちゃいけないし、しなくちゃいけないことが無いと生きていけない。 だから何…

朝ごはん食べただけなの書くの楽しかった。

8時前頃 昨日が雨降りの1日だったから、今日は降っていないにしろ曇っているのだろうと思って外を見たら晴れていた。裏切りの好転。 …ごはん、作ろう。 食パン二枚を魚焼きに突っ込み、フライパンに厚切りハムを並べ、お湯を沸かし、昨日のうちに作っておい…

使ってみれば案外便利だよ

ちょっと前に『女性専用車両にカフェラテのゴミとかあぶらとり紙散乱してる。マジマナーわりいなカス』といったツイートが物議を醸した。 これに対しては大多数の人が『今どきあぶらとり紙使ってる女なんかいねえよバカかネカマジジイ』という反応。 実際の…

趣味がまた増えた

作曲アプリをインストールしてしまった。 音楽の知識なんて『バイオリンよりチェロの方がでかい』くらいしかないのになぜこのような行為に及んだのか、それは飽くなき好奇心と気の迷いだろう。 試しにiPadで少しだけ音を打ち込んで(この表現が合っているのか…

人それぞれの感覚の問題

夕暮れ時に歩く上り坂。空気は澄み渡り良好、真横から吹きつける風がやや強いのが難点な帰り道で何気なく坂の脇の下に目をやる。 集合住宅に隣接する公園で複数人の子どもがボール遊びをしていた。体育の授業で円の体形になってボールをトスし合う、あの何が…

まとめとしては60点

ワンルームの真ん中にラグマットを敷いている。モノクロデザインのいかした敷物、その上がインドア時の主な生息地であり食事を摂る場所でもある。 この部屋は箪笥、本棚、大量のノートと絵本、書斎じみた机とベッド、そしてそれらの中央に鎮座するダイニング…

さっさと風呂に入れ

外出自粛が流行りのこの頃、仕事やバイトや買い物する時間以外ほとんど家の中に居るであろう我々地球人。 Amazonプライムで映画のイッキ見、ここぞとばかりにお絵かき、積み本の消化、リモート合コンなど人々が色んな過ごし方をしているのを見て十人十色とは…

死するほどにどうでもいいと言い切れる

下書きに保存されている文章のほとんどがお笑い賞レース関係。 いや、盛った。本当は3本中3本が賞レース関係。つまり全部。 こんなに賞レースが好きなのに2016年以前の記憶はほぼ無い。残念だね。 満島ひかりって、洋画で描かれる青を基調とした薄幸の美女と…

やったことないこと

かまいたちがM-1決勝ファイナルステージでやった、「トトロを見たことない」がいかに自慢話として優れているかを屁理屈で畳み掛けていく面白い漫才がある。 そういえばトトロ見たことないし何ならジブリ作品は『千と千尋の神隠し』以外まともに見たことがな…

全部嘘の話

朝4時20分に目が覚める。 普段ならもうひと眠りくらいしたくなる時間なのに、今日はなぜだかそんな気にならずそのまま起床した。 カーテンを開けてもまだ薄暗い部屋の中でコーヒーを淹れる。お湯はミルクパンで沸かし、牛乳は耐熱皿に入れ電子レンジで30秒。…

焼いて煮て茹でて混ぜて食った

架空の出来事でもなんでも良いから毎日の事を書こうとしているこのブログ、そろそろお料理日記になりそうな予感。 今日は手羽元が安く売っていたので、上白糖で甘く煮てやろうと思い立ち調理開始。 肉の表面に軽く焼き目をつけている間に別の鍋を用意し、水…

癒し系ダイアリー

枕元にシロクマのぬいぐるみが二体いる。 キャラかぶりしている。ついでにちょっとホコリもかぶっている。 気が向いた時にコロコロをかけてクシャミを防衛しようと画策するけど無造作にかけるので引っ張られたり潰れたりして何だか気の毒な気分。 結局形状記…

夜中だからね

空は気分の良い日本晴れとまでいかず空気は常に乾燥するこの頃、いかがお過ごしでしょうか。 バイト探しには難航、新学期の嵩む出費には辟易、ご近所探索するにもきまりが悪い等と続々押し寄せる流行り病の影響に顔を顰めながら過ごす日々で御座います。 小…

外は雨でした

また役所に来ている。住民票を移すためだ。 30分ほどかかって新たな住民票と新居の市のゴミ出しについてや夏祭りの案内などのリーフレットが入った封筒を受け取り外に出る。 かさむ出費の補填をどう稼ごうか思案するなか、ふと気になったことが。 住民票移し…

ガーリックは何に合わせても旨いし味覇は万能だ

三日前に味噌と醤油とみりんで下味をつけた鶏肉を解凍がてら焼きの調理。味は濃いめなのでキャベツと白米を合わせる。美味しい。 今度はもう少し味付けを薄めにして、胡椒の実の塩漬けを何粒か載せてやってもいいかもしれない。 夜、烏の行水から上がって一…

不変のアイデンティティー

近頃仲良くさせていただき始めた同級生の女子達が軒並み可愛らしく見える。 日頃からまるで思春期男子の如く、すれ違う美人を二度見し大通公園のベンチでスケッチをしながら足を組んだゴスロリコスの女性を見て鼓動を高速化させてきたが、他人のみならず友人…

昨日からこぼれた映画の話

なんてこった。28分オーバー。 ということで今日は二本書くことにする。 二本立てだ。映画みたいで良いかもしれない。 映画館で映画を見て、エンドロールの最中に席を立つ人は結構居る。 この『エンドロール途中退場』に対して、前を通られて邪魔に思うだと…

他愛のない話

百均で日用品と調理器具、駅の近くでコンタクトレンズを購入し帰宅。 下味をつけて冷凍保存したモモ肉の使い所を模索しながら今日の晩餐を作る。 昨日買ったほうれん草を傷む前に消費しなければ。 ほうれん草といえば、ということでおひたしを作ることにした…

コンビ名ランキング

繰り返し言いたくなる部門 3位:バンビーノ 2位:ファイヤーサンダー 1位:ジャルジャル 美味しそう部門 3位:銀シャリ 2位:ニュークレープ 1位:とろサーモン 芸風に似合う部門 3位:デルマパンゲ 2位:金属バット 1位:パペットマペット 格好良い部門 3位:キュウ 2…

スピード感の演出

部活や住所の関係で友人と一緒に帰るのは数年ぶりの体験。 雲ひとつない青空の下で下世話に言われる不利益を被った吐露で盛り上がるのは非常に爽快で楽しかった。 同級生と一緒にいると底知れないフレッシュなエネルギーを感じるというか、若さに打ちのめさ…

結局何で思い浮かんだんだろうか

いつも通りの午後を過ごしていた時、急にタスマニアデビルという言葉が頭の中にあらわれた。 タスマニアデビルってなんだっけ? 動物の名前だというのはなんとなく知っているがそれ以外の情報が何もない。 少し黙考しているうちに頭の中はタスマニアデビルの…

嘘の話

お茶が床に流れきった今、この体はポテトグラタンをむさぼるだけの存在。 マスタードの香りが鼻について、思い出とか潔白の証明とか何もかもが焦茶色の粒の中に吸い込まれていく気さえした。 口内を満たした泡をうっかり飲み込んでしまいそうになる。危険な…