予定を立てるところが一興の始点

四肢がもれなく痛い。手足それぞれ左右に均等な痛みが走っている。福利厚生なら文句なしの完璧な仕上がりだ。

はじまりは右腕。今日で五日目、あと十数分で六日目になるオーバーワーク筋トレ由来の筋肉痛。続いて左腕。右腕を庇って、徒歩10分の距離片手で自転車を運びつづけたことによる筋肉痛。そして足。気付いたら痛くなっていた。理由は知らねえ。

そんな筋肉痛(と謎の足痛)を抱えながらそろそろ何回目かの誕生日を迎えようとしている。

今年は良い食事でも作って一人でまったり過ごそうかと考えている。労働シフトも入れなかった。

ここ数ヶ月の間で友人やら知人がそれなりに増えて人と関わる時間も増えて充実した日々を送ってきた。思考の似通った同士、未開拓の嗜好を拓く先駆者、全く違う価値観の持ち主、そのすべてとの関わりが等しくはないにせよ楽しい。

そしてたくさん人と関わればその分一人の時間は尊くなる。これは性分で、心のバランス設定で、快適な存在のための必須要素。

記念日になんて大した執着もないくせに、アニバーサリーにかこつけて“そういう日”を設けるのはあまりに都合が良くて面白くなってくる。

刺身か赤身肉を買って白飯に乗せたり焼いたりしたい。夜過ごしやすい気温になったら良い日本茶を淹れてみるのもいいかもしれない。