上半身だけベッドにもたれさせる体勢で
ラップ音にアルミホイルを被せてオーブン焼きにしてしまいたい。
二度寝の睡魔は朝より午後の方が強力だし、指先の皮は無意識のうちにめくってしまうし、柔軟剤をケチるからいつもタオルはゴワゴワしている。
喋るのが好きでそれと同時に苦手なのはどうにも世の中に存在しにくいから、改正したいものだけどそんなに急には上手くいかない。
頭に口とか手が追いついたためしがない。
会話と書く時だけでいい、言語化するための時間を稼ぎたいから時間を止める能力がほしい。それで老化してもいいから書き留めておきたい。
でも周囲の時間を止めている間にも思考回路は稼働して合間の文言を抜かしていってしまうから結局同じことだ。自分の頭の時間を止めたら誰も動かなくなるだろうか。幼稚。
情事も何もないグループラインなのに返答ひとつに気を取られて湯船のお湯はなみなみ張られる。(これはちょっとテンション下がる)
アルキメデスもこんな光景を見ていたのだろうか。栓を抜くとばかげたスピードでお湯が吸い込まれていくのがエフワンみたいだった。