16personalなんちゃらは建築家タイプでした
血液型診断が最たる例であるように、サクッと終わる診断はどの結果を読んでもだいたい当てはまるようになっている。
その点質問数の多い心理テストは楽しい。エムグラムだとか16パーソナリティといったやつらだ。
コツは解答形式が5段階評価なら1か5、どうしても当てはまりきらない時だけ3を選ぶこと。
そのような診断を一年に何回かやっては前者に比べたって僅かであろう精密さに一喜している。しかし最近になってある質問の答えを間違えていたことに気付いてしまった。
『映画の登場人物に感情移入してしまう方だ』
いつも『Yes』寄りの5を選択している。
元来感動しにくい質ではあるものの、幼少期からの文化的接触経験の豊富さから感受性はそれなりに研ぎ澄まされていると思っていた。
事実見聞きしたコンテンツに対する感想は富士の水のように湧き出てくるしあながち間違いではない。
ーーでも感情移入はしてねえな
そんな心の底での思いに気づいたのは一玉百円のレタスをちぎってツナサラダにしている時だった。