やさしさレベル

歩きながらブツブツ喋る癖がある。話したいことが山ほどあるからだと思う。ここで言うところの『話したい』はあくまでも出力動作としての『話したい』だから、頭に『誰かと』はつかない。この者はどうも体外に思考を放つこと自体にたのしみを見出しているきらいがある。思考と歯垢をかけた駄洒落だって夜の空気中になら問題なく言える。

これが人と居る時に『話したく』なると厄介だ。人と一緒にいるときは別に話さなくてもいいやくらいのメンタルが適温だということになる。

でも、常温の水は不味いけど人との会話は時々面白いから落ち込む必要は無い、易しい遊びだ。

こんなことばかり考えているから友達が居ないんだよという台詞はもう少し友達が少ない人のために取っておいてあげる。優しい。