という夢だったそうな
昨日の夜の夢がどんな内容だったのか靄がかって思い出せない。怖かったことだけは覚えていていて嫌な気分になる。眉間にシワが寄りすぎて鰐みたいになった僕の隣の席の子は映画のポスターみたいな絵を描いていた。
また同じような文言ばかり並べて文の流れに面白みがない。Twitterの140字小説に苦戦する30分間に嫌気が差して公園の水を飲む。
ジャングルジムの中で、太陽を避けるように空へスマホを掲げる青い服のお姉さんは映画のポスターみたいな写真を撮っていた。
帰りの夜道があまりに暗いから、いまごろ地球の裏側はどんなに明るいんだろうと少し嫉妬する。というようなことを歩きながらブツブツ言う僕の肩口に降ってきた雪は、映画のポスターとしては少しインパクトが弱い。
次の日起きると僕は映画の一員になっていた。