電話と改名とクラシック

真面目な電話をかけるのは体力を大きく消費するような感じがする。

ちょっと前には電話恐怖症なんて言葉がネットニュースに取り上げられていた。ところで電話恐怖症って何か格好悪いからもっといかした名前に改名した方が良いと思う。例えばテレフォンショッキングマンとか。テレフォンショッキングパーソン略してショパンとか。

そんな真面目な電話につきものなのが「担当の人間に代わる」時間。またの名をチープなアレンジを加えられた『エリーゼのために』や『メヌエット』が流れる時間。この時間はとにかく持て余す。

これに関して、「保留音をかけている間の音声が録音されている」という情報を小耳に挟んだことがある。これを聞いてからは、向こうが録音を聞き返す事態になった時にちょっとした和みを感じてくれればいいなあという気持ちから保留音の時間にはちょっとした疑問をつぶやくようにしている(例:イカとタコって陸上だとどっちが速いと思いますか？)。

・反省

これで例に挙げた保留音のチョイスがショパンの曲だったら伏線回収っぽくて鮮やかだったのになあと猛省している。『エリーゼのために』とか『メヌエット』とか選んでいる場合じゃない。保留音で聞いたこと一回も無いけど子犬のワルツとか書けばよかった。