ベストアルバム・土盤は良いよ
湯船の温度がぬるい。熱湯を足そうか迷う。
迷っていたら風邪をひきそうだ。いずれにせよ風呂から上がったら牛乳を温めて飲むことにした。
おそらく身体が冷えているから湯船もみるみるぬるくなっていくのだろう。
今や湯船は体温と等しくなり、あんまり長いこと此処に居ると自分の存在を忘れてしまいそうになる。(参考楽曲:森山直太朗『坂の途中の病院』)
『空気に溶ける』とか『空想と現実の境界が曖昧になる』とかいった表現が好きなことはもう疑う余地がない。自覚せざるを得ないので恥を忍んで紙媒体の日記に『そういう表現に取り憑かれている あわれ』と書いておいた。
蝉が鳴いている幻聴が聴こえる。これから春がくるに違いない。夢オチからの現実オチ。