こだわりは特になく、ただぼんやり作ればそこそこ美味しくなる
生クリームが50mlほど余っている。
せっかくだからコーヒーにでも入れてみようと思った。
やたらと種類が豊富なコーヒー豆の中から一番残りが少ないものを選んで全部手挽きのミルに入れる。
しばらくガリガリやっていると粗めの粉が積もったので紙フィルターにさらさら落としてミルの中身は乾いたキッチンペーパーで拭く。
ちょうど良いタイミングでお湯が湧いて少量注ぎ込む。
この時、行きたい旅行先のことでも考えながら空いた食器を洗って蒸らすのと同時進行させる。
体感で数十秒経ったら二度目を注ぐ。生クリームを既に泡だてたものが目の前にあるので無問題。
マグカップの6分目あたりまでブラックコーヒーが注がれたらごくわずかな量の牛乳を垂らして、その上にホイップを豪快にスプーンで。
昔、某コーヒーチェーン店でホイップ入りのコーヒーを飲んだら激しく胸焼けした苦い記憶(ホイップこそ甘かったが)を思い返しながら白味を増すコーヒーを神妙な面持ちで眺める。
昨日無心で作った生チョコを四つばかり取り出してマグカップとともにテーブルへ。
ホイップを吸収し過ぎないように飲む。旨い。
チョコとものすごく合う。植物性であまり良いものでもないが胸焼けの気配は感じない。良かった。
なめらかに溶けていくチョコレートとじんわり温かいウインナーコーヒーもどきを交互に体内に入れる。
冬の到来とかは別に感じなかったが一日の締めくくりとしては悪くない出来だった。