起こったことそれぞれ
毎度飽きもせずによく出るものだ。また鼻血が出た。
目的の店の前に着いたから、自転車を停めようと降りたところドロドロ流れてこようとするもんだから妙な角度で上を見ながら鞄をゴソゴソ漁る格好になってしまった。
ちり紙がなかなか出てこないのに血はやたらと出ようとする。逼迫。一体(鼻)逼迫。
あんまり長いこと鼻を啜っていたら粘膜が荒れてしまうなあと心配もよぎったのでティッシュは諦めてタオルで拭くことにした。
意外な発見。鼻血はティッシュよりタオルで抑えた方が安心感強め。段違い。
サッサと買い物したいから気合で1分以内に止めた。
タオルは事件性を感じる彩りになってしまったが無事に止血されたので店に入る。目的の買い物も3分で済んだ。
家に帰ってから左の腰の骨が攣ったり騎馬立ちした時の下半身の筋肉が衰えていたりと色々起こったけれど、それはさておきタオルのオシャレペイントを落とすことにする。
凝結したらしい血に石鹸を擦って水にあてると嗅ぎ慣れた鉄の匂いがした。
血を感覚機関で認識する比喩に鉄が多用されるワケもよくわかる。
そして、鉄の味がするのと鉄の匂いがするのとは似ているなと思った。