自粛期間にぴったりの緩さ
今日は天邪鬼の気分なので避けた方がいい話題として知られる天気の話を敢えて長々としてみようと思う。
朝、カーテンを開け放つと曇り空が広がっていた。車も人通りもなく灰色だけがのさばる景色は、いたって特筆することもない庶民の家の群れを退廃的にすら感じさせる。
一日中曇天に覆われて過ごすとばかり思っていたが、昼間から夕方にかけて急激に雲が引き(蜘蛛の子を散らすように、などと言ってみる)みるみるうちに快晴へと相成った。
一転して青に満ちた空を背景にして、ようやく開花した桃色は鮮やかに輝いている。
こんなものでよろしい。
天気の話なんて所詮は時間潰しでしか用いられないのだから。