すぐ畳めば済む話だった
一人で生活する以上、当然見張る人間も居ないので怠惰にならないよう自制する事は大切だ。一番わかりやすいのは部屋の清潔感。理由は日々の片付けや掃除を怠れば一瞬にして荒むから。
掃除機は1〜2週に一度、ベッド周りは起き抜け起き抜けにコロコロがけ。
決して散らかってはいないと思う。
しかしそう思うのはこの部屋が広いから空間的に錯覚しているだけではないのか?
綺麗な部屋の特徴として『床に直置きの物が少ない』『日用品を出しっぱなしにしていない』といった事項が挙げられる。
つまりこの2点に沿っているか否かで部屋の清潔度をはかることが可能になるのだ。
改めて部屋を見てみる。
本棚の前に寝巻が転がっている。
書斎スペースの椅子の背もたれに冬服がだらしなく掛かっている。
なるほど。