夜更ししないで、早く寝る

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杞憂のたどり着く場所

マンションに住んでいると隣の部屋の音が聞こえることがよくある。それは会話の声だったり物を置く生活音だったりとさまざまな音。聞くつもりがなくても自然に聞こえてくるのだ。

ところで“壁が薄くて恥ずかしい思いをした”といったシチュエーションをたまに見かける。

実際自分の住む部屋の壁がどのくらいの厚さかなんて知らないし相場もよくわからないので、薄いとも厚いとも言い難いところだけれど一つ思っていることがある。

『どのくらいの声量だったら隣の部屋に聞こえるんだろう』

すごく気になる。すごく気になるから洗い物をしている時や夕方7時のふとした瞬間に歌い出したりしてみて反応を伺っている。

今のところ舌打ちも壁ドン(胸キュンじゃない方の)も聞こえてこないのでどうやらベニヤ壁ではなさそうだという検証結果に落ち着いているが、気づかないフリをして泳がされていたらそれはそれで恥ずかしい。

お互い、隣人の人物像を知る由もない。初めて対面した時、隣人が「歌ってお得意ですか?」みたいなイヤな詰め方をしてきたら最悪だ。