最初は調子良かった
忘れられない表現がある。
昔、とても好きな音楽への感想コメントを読んでいた時に見つけたものだ。
英語で書かれていたから雰囲気意訳になるけれど、『蜂蜜の付いた針に刺されたような感覚だ』というコメント。わかりやすいし、めちゃくちゃオシャレだと思う。
もしかしたら海外ではよく使われる例え(日本で言う『記憶消して見たい作品』みたいな)なのかもしれないけど、真っ直ぐ琴線に触れた表現なのは疑いようのない事実。
それと同時に『自分もそういう上手い例えをしてみたい』と思わされた。
そこで色々考えては書き出してみた。何事も表に出してみる所から始まる。
・傷口を水で冷やしながら湯船に浸かるような感覚
・英語の授業でネイティブ過ぎず棒読み過ぎない発音を探している感覚
・手の水分が全く無い状態でレジ袋を開けられた時の快感
・書類をくくっていた輪ゴムを外そうとしたら、思っていたより劣化していて無残にも千切れてしまった時の切なさ
・寝る前の眠気
どんなにくだらない事でもとりあえず書いた方が良い。書かずに忘れるくらいなら。