夜更ししないで、早く寝る

文を並べると文章になります。

そんなことあるんだ

ヴィレヴァンで図書カードが使えるのは何者かによるズルから生じたバグだと思っていた。今でもヴィレヴァン店内の『図書カード使えます』のポップを見るたびに思っている。

 

ヴィレヴァンと言うよりビレバンの方が発音しやすいし文字数も少なくていいのにも関わらずヴィレヴァンと表記するのは、家元たるアルファベット表記に敬意を抱いているからでも正当性の高い表記に誇りがあるからでもなく、かっこいいからだ。

リヴァイアサンとかヴィブラフォンみたいでかっこいいと思う。

 

ところでこの虚言を書くにあたって記憶の中のヴィブラフォンのイメージと本物のヴィブラフォンが一致しているか確認するために検索した。

 

Googleが弾き出したヴィブラフォンの画像を見て自身の記憶に間違いがないことに安心した僕はしばらく検索窓に“ヴ”の付く言葉をどれだけ重ねられるかな遊びを始めた。

 

すると、当然ゲシュタルト崩壊を起こした。

ここまではいい。同じ文字を幾度も見ていれば誰にでも起こりうることだ。

それにヴなんて文字は特にゲシュタルト崩壊が起きやすい、というのは適当に書いたけれどきっとそうだ。

 

 

それよりも検索窓を見ていると眉間に嫌な感じがして画面を見ていられなくなった。

 

ご存知ない方のために丁寧な注釈を入れておくと、世の中には先端に異常な拒否反応を起こす人種が存在する。その拒否反応の代表が『眉間のイヤな感じ』である。

 

かくいう僕もその人種の一員であり、まさに今反応が起こった。

 

画面上の“ヴ”ないしは“フ”や“オ”に、だ。

 

これは困る。こちらを向いてもいない先端(そもそも文字の線を先端と呼べるかも怪しい)にまで反応が出てしまったらあらゆる書物が本棚の肥やしになってしまう。

 

これは液晶画面にのみ起こりうる特殊な事例だと自分に言い聞かせながらGoogleを閉じた。

これ以上先端の多いカタカナばかり見ていては眉間に悪いので今日の日記もここまでとする。