部屋の生活感はなるべく抑えたい
久しぶりに部屋が散らかってきた。
しまうのを先送りにされたスケッチブックと鉛筆と衣服が転がり倒している。元の部屋の生活感を1とするなら、今の部屋の生活感は8である。
部屋の散らかりは日々のしまい忘れが積み重なって出来上がるので、久しぶりに云々というのは不適切だったかもしれない。僕はこういうとき反省できる人間になりたい。
床に物がたくさんあると足をぶつけたり虫が滞在しやすくなったりしそうで嫌だ。
『落ちているものに足の小指をぶつけて痛がる』なんてやり尽くされた日常のハプニングを今さら体験するのは恥ずかしい。
紙と鉛筆を部屋という台本に張り巡らされた伏線とするならば、あとは掃除という名の回収を待つだけ。
自分の性質はある程度把握しているので、こうして御託を並べているうちは片付けなんて始めないことを知っている。
もっと伏線を張らなくちゃいけないってわけだ。
ここでシャッフルプレイリストから大橋トリオが流れたのも何かの伏線に違いない。