夜更ししないで、早く寝る

文を並べると文章になります。

後片付けのことを想像する

パーティーのイラストを描いている時、クラッカーを描こうとして気づいた。

これまでの人生でクラッカーを鳴らしたことが一度もない。

それどころかクラッカーを触ったこともない。

今『それどころか』と書いたが、クラッカーを触ったことがあるのに鳴らしたことはないほうが珍しいと思う。だからさっきの文はあまり良い書き方じゃなかった。

そもそもクラッカーは鳴らすという表現で合っているのかもわからない。クラッカーの仕組みを知らない。あれはクラッカーが鳴っているという認識でいいんだろうか。

テレビやネットの画像で見るクラッカーを思い返してみると、円錐の窄まった方からでた紐を引っ張っているように見受けられる。

紐を引っ張ると円錐の底面が開いて破裂音とともにテープや紙吹雪が一斉に飛び出す。

しかしこうやって見てみると、クラッカーの主題は音ではなく飛び出す紙吹雪の方だという気もしてきた。

つまり「クラッカーを鳴らす」というよりは「クラッカーを飛び出させる」と方が適当だ。

クラッカーを飛び出させてみたい。