漫画の話
ツイッターで『あなたを構成する漫画5冊』なるものを見かけたので、たまには流行りにのってみようとURLを踏んでみた。
世にある本の中から自動的にランダムで5冊が振り分けられるのかと思ったら自主的に列挙するシステムだった。なんだガチのやつかよ。
これはその時選んだ5冊だ。
・不条理の良さを植えつけた犯人ともいうべき存在。お気に入りキャラはすずめとしいたけ。ネットでおなじみ『中の人などいない』の元ネタはこの漫画。
・背景のごちゃごちゃした感じが大好きな漫画。あれだけ多くのキャラが退場していく中、敵キャラで恐らく唯一生き残った生身放火魔おじさんこと葛西善四郎により『僕の推しは死なない記録』が更新された事は有名。
MURCIELAIO-ムルシエラゴ-/よしむらかな
・ほのぼのした百合、ハードな百合、美味しいご飯、グロ要素、格好いい戦闘シーン、人間ドラマ、シリアスぶっ壊し主人公等好みの要素が全て詰まった漫画と言っても過言ではないステキ漫画。この漫画に関しては“百合”ってより“レズ”の表現の方が合う気がする。
イノセントデビル/中村基
・最初の方はメインの二人、先生と助手の可愛らしいやり取りに癒されたり助手の狂気顔に惚れたりでこの時点でも「まあ好き」なのだけれど、回を追っていくと判明する二人の一筋縄ではいかない関係性に戦慄する。先生は研究だけで生きているような人だから赤音ちゃんのパーソナルにはそんなに興味を持っていないだろうと思ったら大変。感情がもうえげつねえ大きさで向かっていました。百合狂いの民にとってあの描写はヤンデレで愛でしかないけどさ。みよりさんはイノセントデビルの中ではかなり人間的な方だと思う。綾瀬さんが好きです。
火星博士/手塚治虫
数ある手塚漫画の中からどうしても一冊選ぶとしたら、と考えに考え抜いた結果の火星博士。最も繰り返し読んでいるのはブラック・ジャックやどろろだけど出会いが早かったのがこれ。火星の覆面みたいな布がオバQみたいで(師弟関係を考えると逆だけどさ)好き。言葉遣いは手塚治虫や藤子不二雄に影響受けてるとこが多い気がする。「〜になってら」とか「うるさいやい」とか「〜かしら」とか。ちなみに手塚漫画から1番のオススメは『紙の砦』。