目が痒い
でたらめしか思いつかない。
夢の話ならでたらめでも本当らしくなるからこれは夢の話ということにしておこうと思う。
というわけで今日は朝起きると筋肉痛になっていることに気づいた。まばたきをすると目尻がピリピリする。瞼が筋肉痛だ。
瞼に筋繊維があるのかだとかそういう事情は知らない。瞼が筋肉痛だ。
目薬をさしたがあまり関係なかった。なぜなら瞼は筋肉痛だからだ。
どうして目薬をさしてみたんだろう。足の筋肉痛に涙をかけて治ったことなんてないのに。ちなみに今は瞼が筋肉痛だ。
瞼が筋肉痛なのでもうひと眠りすることにした。目を閉じる時目頭がピリピリした。
北極を侵略する怪獣の気分
長靴を所有しているので、水たまりの中を歩いた。
足を踏み入れて小さな流氷をどかしながら歩いてみると軸足がちょっと滑った。
体勢を直して水底を探る。中に氷が張っていた。完全なる罠。卑劣な罠だ。
冬の水たまりには気をつけたほうがいい。
自明
睡魔に襲われているわけでもないのにどういうわけだか課題が終わらない。
体勢を低くして文章を打ち込むだけの課題がどうしてだか進まない。全然終わらない。そして提出は明日に差し迫っている。
底冷えがそれほどひどくはないので気軽に寝転がりながら書いている。妙に余裕っぽい構え。
課題が終わらない夜にワニが身体を細くして竹を通り抜けるそんな映画を夢想する。
だから課題が終わらないのだ。
昔思っていて最近また思い出したこと
コンセントに芯を入れる人間がいるから小学校でシャーペンの持ち込みが禁止されている。シャーペン持ち込み放題の高校生や大人でも禁止の理由を知らない人は多い。
その手合いの人々はやたらとシャーペン持ち込みを擁護する。
そんなにシャーペン使いたいか?
鼓動が早まる
スマホで一日歩いた歩数がわかるようになっている。万歩計いらずだ。
そういえば万歩計という言葉を久しく聞いていない。こんなに聞かないなんて、知らないうちに死語になってしまった可能性がある。
今どき万歩計という言葉を使っているのはタニタのツイッターアカウントくらいなものだと思う。タニタは確か(韻踏み)万歩計となんらかの機能が組み合わさったなんらかの商品を出していた。おぼろげな記憶の中で書いているから完全に架空の出まかせを連ねてしまっているかもしれない。もし間違っていたらタニタに訴えられてしまう。それか全日本万歩計協会的な組織に。
いつかこのページを開いて2月11日の記事が消えていたらそういうことなのだと察してほしい。
膝と部屋がたまに鳴る
本当に何も書くことが思いつかない日というのがある。今日もそんな一日だ。毎日書くことを課すのをやめたらこういう日は書かずに眠るのだろうか?
考えてみたが、そういう日こそ書いてやりたい。無理やり書いて、ストックの余裕がそれなりにある日に休みたい。心臓に天邪鬼を飼っているからこれは自然なことだと言える。
何の根拠もないが書くことがない日に書かないとみるみる書けなくなっていくような気がする。それなら書ける日に書かずにいて休んだという実績を頭に擦り込んでおいたほうが衰えは抑えられる、たぶん。
少なくともなにも書かないよりは、季節にまつわる趣に満ちたひと言でも残しておいたほうが賢明だ。自由律俳句という文化の逃げ道もとい韻無しラップとも言う。
“冬は膝がパキパキ鳴る音がよく響く。”